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【神栖市・鹿嶋市】アニクラをもっと身近に、もっと自由に!「aniloop (アニループ)」 体験レポ

皆さん、「アニクラ」って知ってる?
「鬼のパンツの原曲でしょ?」って、それは「フニクリ・フニクラ」だ。フニクリ・フニクラとは”フニコラーレ”(イタリア語で登山鉄道)の愛称であって、「アニクラ」は鬼のパンツでもなければ登山鉄道でもない。そう、「アニ(メ系の)クラ(ブイベント)」のことなのだ。

そんな”プチ雑学”はともかく、アニクラ超初心者の私が子どもと共にアニクラデビューをし、さらにアニソンDJイベントへ。特に子育て世代にお届けしたい、母親目線のアニクラ体験レポ。

さらに後半は、皆さんにとってもお手軽に楽しめるアニソンDJイベント「aniloop in TSUTAYA OUTLET」の様子をお伝えいたします。

- アニクラとは ―
DJがアニメの曲を選曲し、VJがそれに合わせて映像を流し、お客さんと共にみんなで盛り上がるというクラブイベント。その原型は80年代からあり、90年代に入るとディスコ・クラブで行われるようになる。近年、メディアでも取り上げられ、イベント数が増えたことで、多くの人に知られるように。アニメソングという特性から、コスプレしたお客さんが多い。

 
アニメは好きだ。子どもの頃は夕方になると、アニメを見たい私と時代劇を見たい祖父とのチャンネル争奪戦だった。今でも子どもと一緒にアニメを見るし、映画ドラえもんでは毎度泣く。

では、クラブはどうだ?私にとってクラブのイメージは[踊り×酒×仲間]だ。正直に言おう、私はクラブに行ったことがない。おまけに最近は、お酒にめっぽう弱くなった。いくらアニメという慣れ親しんだジャンルとはいえ、クラブイベントとなると結構ハードルが高いのだ。

「まぁそう言わず、子どもと一緒に来てみてよ。」

 
そう誘ってくれたのは、アニクラ「aniloop」のオーガナイザー、DJ『のり助』さん。何やらコワモテだが、実はとってもやさしいオジサン。

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アニクラは未知の領域だった。クラブの雰囲気も分からないし、そもそもアニクラとは”アニメおたくの聖域”なのではないのか?という先入観もあった。その点を、のり助さんに聞いてみる。

「こうやって楽しんでほしい」というのは、特に無いんですよ。踊る人もいれば歌う人もいる、ただ聞いてる人だっている。そして、みんながみんな”アニメおたく”なわけじゃない。ソフトドリンクやお酒を飲みながら、まったりする人だっていますよ。アニメソングという特性上、子ども連れに配慮したアニクラも多いです。aniloopはデイタイムから開催の、未成年OK 子ども同伴OK のアニクラ。誰でも安心して遊びに来てもらえるようスタッフも心掛けています。ただ一つ、ルールがあるとしたら「人に迷惑をかけない」です。

え、お酒飲まなくてもいいの?アニメに詳しくなくてもいいの?アニクラって意外とハードル低いかも?

子どもと一緒にアニクラデビュー

 
だったら実践あるのみ!小学生の娘を連れて、いざ鹿嶋市のクラブへ。「小学生が、クラブ?」と、母親として不安が無かったと言えば嘘になる。不安と緊張を振り払うように店のドアを開けた。

雰囲気に慣れるまで多少時間はかかったものの、スタッフやお客さんと言葉を交わすうちに、アニクラの楽しみ方が何となく分かってきた。お子さんと一緒に楽しむコスプレイヤーのママもいた。大人も子どもも一緒になって、輪になって踊る。母親の私もホッとして、娘と手をとりながら踊った。

「クラブって、こんな楽しみ方もあったんだ。」

一部の不健全なクラブイメージから脱却し、安心して楽しめるクラブイベントへ。その足がかりとしての試みが、2017年からTSUTAYAアウトレット神栖店で行っているアニソンDJイベント「aniloop in TSUTAYA OUTLET」だ。

まずはアニクラをプチ体験!

 
クラブイベントに行くのが難しいようであれば、「aniloop in TSUTAYA OUTLET」に行ってみるのをおすすめしたい。

「aniloop in TSUTAYA OUTLET」はライトなaniloopといった感じだろう。場所はTSUTAYAアウトレット神栖店。休日の午後、明るい店内、ここなら未成年はもちろん、幼児や赤ちゃん連れでも安心して足を運べる。何より観覧自由なのが嬉しい。
ベーカリーカフェCoccinelleやアウトドアショップLOGOSも店内併設なので、食べて見て回るのも楽しいだろう。

このイベントにはaniloopの常連さんも多い。クラブでaniloopを楽しんでみたい人は、まずはDJや常連感のあるお客さんに声をかけてみよう!

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この日の「aniloop in TSUTAYA OUTLET」は記念すべき10回目。のり助さんのインタビューを兼ねてイベントの様子を取材させていただいた。

これが「aniloop in TSUTAYA OUTLET」だ!

 
aniloopのレギュラーは、DJのAKAMEGA・どっと・やっちゃん・よこよこ・ゆうひ・のり助、さらにVJのkobo・サトシの計8名。これに毎回ゲストDJを迎えて、様々なジャンルのアニソンを披露している。(※この日、DJゆうひは都合によりお休み)

幾多のコードで繋がれた機材とモニター。コントローラーを巧みに操作するDJと、阿吽の呼吸で映像を映し出すVJ。次から次へと繰り出す音楽は、最新のものから懐かしいものまで。背後のスクリーンと4つのモニターに広がる映像は、オトナ女子を歓喜させ、子どもたちを(そして大人たちも)躍らせる。

客層やリクエストに応えるのもDJの手腕の見せ所。しかし同時に「自分はこのアニメが、この主題歌が好き」という気持ちも忘れていない。

この日のゲストDJは、殲滅姫とモンザーノ三姉妹だった。自称”日本一幅の広いオタクDJ”が魅せる世界は、いかなる客層もサラリと掴んでいく。小学生DJは大人顔負けの選曲で、とにかく可愛い。おまけにこの衣装は、お母様手作りというから驚きだ。

あらためてアニメソングを聴いてみると、ダンサブルなものが多く、実は人気アーティストが歌っているなど、新しい発見が多かった。例えば『新・オバケのQ太郎』のオープニング主題歌を聴いてみてほしい。すごくファンキーなのだ!これは子どもの頃には気づかなかった魅力だ。

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私はこの記事を、アニメソングやクラブカルチャーを誰もが自由に楽しめるきっかけになれば、と思って書いている。何より、小さな子どもたちがアニソンに夢中になって踊っている様は、とても素敵な光景だった。

次回の「aniloop in TSUTAYA OUTLET」は2020年2月9日(日)の開催予定。
もし興味があったら、ぜひ足を運んでもらいたい。友達を誘って来るのも良いし、お子さんとちょっと覗いてみるのも良い。

その一歩を踏み出したら、新しい「面白い!」に出会えるかもしれない。

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(取材/akiko kawano 撮影/花ヶ崎拓也)

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