ちばらき人 ーIBARAKI×CHIBA-

ケガに悩んだ経験を教訓に、シューズとインソールの大切さを伝えたい ~Assistart 青木剛さん~

【Locoty×ちばらき人インタビューvol.8】

青木 剛(あおき・たけし)
1982年生まれ群馬県高崎市出身。サッカーの名門前橋育英高校を卒業後、2001年から2016年まで鹿島アントラーズに在籍し、4度のJリーグ優勝(2001年・2007年・2008年・2009年)を経験している。J1リーグでは通算400試合に出場を果たし、2019年1月、当時所属していたロアッソ熊本を退団すると、自身の次のステージとしてインソールの専門店「Assistart(アシスタート)」を鹿嶋市にオープン。同時期に社会人リーグの南葛SCに所属し、現在はアシスタートのオーナーとサッカー選手を両立した生活を送っている。

 
2019年5月、鹿嶋市宮中にインソール専門店「Assistart」がオープンした。店のオーナーは、かつて鹿島アントラーズに15年間所属し活躍した青木剛さん。豊富なスタミナと球際の強さでチームを支える姿は、記憶に残る人も多いだろう。

怪我に泣く選手をひとりでも減らしたい

 
スポーツ選手は何かしらの故障を抱えることが多い。青木さんもまた、かつて足首の度重なる捻挫と腰痛に悩まされていたという。
 
「僕が若手時代、怪我で苦しんでいた時にBMZのインソールと出会って、足とシューズとインソールの大切さを実感して、ここまで現役選手としてやってこられました。お店でお伝えしているインソールとサッカースパイクは、実際に僕自身がプレーをしている時に愛用しているものなんです。」
 
自身の経験をもとに提案する “身体の状態を足からアシストするインソール” を、今回は足に悩みをもつ小学生と一緒に体験してきた。

内股が気になる小学生、診断結果に驚きの事実!

 
小さい頃から内股気味の足が気がかりだった。背も高く運動も好きな割には、立ち姿が不安定なのも気になる。
これから成長とともに、足に痛みを感じたりスポーツで故障するのではないか・・・。
 
測定器で足の状態を見てみると、親も気づかなかった意外な点が明らかに!
 
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足の状態は数値データとなって表される。
「浮き指が気になりますね。最近の子どもは浮き指や扁平足の子が多いんです。」
診断レポートを見ると、確かに指の接地面がほとんどない。
 
足には、本来地面をしっかり捉えて、踏ん張ったり、衝撃を吸収するという機能が備わっている。浮き指になると地面を掴めず、足の安定感もなくなり、膝や腰、首などに影響や怪我が出てきてしまう。成長期の今だからこそ、正しい足の使い方が大切だ。
 
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測定結果から、今履いている靴のサイズが小さいということが分かった。靴がきつくないか何度も聞いていたのに…なぜ?

インソールの指跡チェックがオススメ

 
「子どもは靴がきついこと慣れてしまうんです。」
普段履いている靴のインソールを確認してみると、先端ぎりぎりまで指の跡がついていてびっくり!この記事を読んでいるお父さんお母さんにも、お子さんのインソールの指跡チェックをおすすめしたい。
 
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立方骨を支えることが大切なんです

 
足をしっかり使うカギは足裏の三点アーチにある。足の骨格バランスの土台となる立方骨を支えることで、アーチを立体的に維持することが出来るという。
 
模型だと一目瞭然。このようにアーチ・土踏まず部分が無い状態だと、足の本来の機能が発揮されにくくなってしまう。
 
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青木さんの薦めるBMZインソールは立方骨に注目したインソール。オーダーインソールも承っているが、既製品のインソールなら2,500円~とお手頃。アスリートだけでなく日常生活から使えるシリーズや、小さなお子さんに対応するサイズも揃っている。ぜひ用途に応じた最適なインソールを選んでほしい。
 
今回は診断をもとに、足指をしっかり使い運動効率もUPするインソール『アシトレ』を薦めてもらった。新しいインソールに子どももワクワク!これがどんな “アシスト” をしてくれるのか、今から楽しみだ。
 

気になる!どんなトレーニングをしてるの?

 
実は今回、子どもたちの目を引いたのが、一本歯の下駄。
「これで姿勢を整えたり体幹トレーニングができるんですよ。やってみますか?」
 
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これがなかなか難しい!バランスよく立つのが精いっぱいで、歩いても2~3歩が限界…
一方で青木さん、そこはさすがプロアスリート。軽々と一本下駄ステップ!
 
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こんなに一本下駄を華麗に履きこなすとは。天狗か、はたまた修験者か…ふと私も欲しくなった、一本下駄。
 
 

青木剛さんにインタビュー

 
― お店とサッカーの両立は?
 
平日は鹿嶋と東京(葛飾)の往復です。南葛SCの練習は夜なので、昼間はお店で仕事をして、夕方に練習へ向かい、それから鹿嶋へ帰宅します。土日もサッカーの活動をする事が多いです。
 
この歳までサッカー選手としてプレーさせていただけている事に感謝しています。感謝と共に、サッカーを通して恩返しをしたい、喜んでもらったり、良い影響を感じてもらいたい、という気持ちがあります。
 
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― 趣味は何ですか?おすすめはありますか?
 
本を読む事が好きです。
おすすめは、今年発売されたサッカースパイク(蹴王)ですね!たくさんの人におすすめして、広めていきたいです。
 
 
― 青木さんにとって鹿嶋市はどんな町?
 
高校卒業後に鹿嶋に来てから、今年で20年目を迎えました。僕自身はもちろん、家族も鹿嶋で生活をして育ちましたし、第二の故郷、愛着のある大好きな地です。
 
鹿島神宮・鹿島アントラーズ・海があり、そして温かい方々が多い。僕ができる事で、長年お世話になっている「鹿嶋」という地域の活性化に貢献していきたいですね。
 
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-後記-
 

Assistart(アシスタート)は閉業いたしました。
現在、青木さんはプロフットゴルフプレイヤーとしてフットゴルフの普及と地域貢献に活動されています。
Locotyでは今後も青木剛さんを応援していきます。
 
◇青木剛 公式サイト
◇青木剛 Twitter

 
(撮影/花ヶ崎拓也)

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