ちばらき人 ーIBARAKI×CHIBA-

“魚が釣れた瞬間”のドキドキ感を子供たちに伝えたい ~プロアングラー・馬場拓也さん~

【Locoty×ちばらき人インタビューvol.3】

馬場拓也(ばば・たくや)
1988年水戸市生まれ。高校卒業後、アパレルや家業に従事したのち、潮来市に移住。釣り店に勤務しながら、ルアーメーカーの契約プロに。2019年に独立し、プロアングラー、youtuberとして活動中。気さくな人柄と豊富な知識を有し、地元だけでなく全国にファンが多い。潮来市在住。

― 釣りとの出会いは?

小学校4年生の時に「グランダー武蔵」というテレビアニメをやっていて、釣りをやってみたい!と思いました。家族や親戚と一緒に桜川や千波湖などでバスを釣りはじめたのがスタートです。

初めて魚を釣ったときの、ググっと引きが来たときのあの感覚は、22年経った今でも思い出しますね。中学校ではバスケ部だったんですが、部活動そっちのけで釣りに夢中でした。

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高校を卒業してからはアパレルで働いたり、実家のレストランを手伝ったり、釣りからちょっと離れていたこともありましたが、やっぱり釣りが大好きで。大会に出るようになり、親を説得して、本気で釣りと向き合おうと思ったのが25歳のときです。

潮来に移住して市内の釣具店で働きながら、26歳でルアーメーカー(JACKALL)と契約しました。「フィールドテスター」と言って試作品を試すのがミッション。好きなことが仕事になる、必要としてくれる人がいることは何よりの喜びでした。

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― 移住してみていかがですか?

霞ケ浦や北浦、利根川などフィールドも広くて、魚も野性的。毎日がアドベンチャーで、とても気に入っています。6年いますが、まだまだ開拓できる面白さがあります。霞ケ浦へ漕ぎ出して、対岸に見える筑波山がとてもきれいに見える瞬間があって。自然も豊かで、こんな素晴らしい場所で釣りができる生活は最高です。

僕が住んでいる潮来市は人がおおらかで、優しい。「がんばって!」と声をかけてくれる方もいて、人のつながりを大切にしているところも素敵だなと感じています。

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― 釣りのプロとしての生活はいかがですか?

フィールドテスターの仕事以外は雑誌の取材を受けたり、年に何度かフィッシングショーに出たりしています。プロになってから店に常駐してはいませんが、釣りスポットで僕を見かけると、みなさん気軽に声をかけてくれるのがうれしいです。

最近は自分でyoutubeのチャンネルを作って情報発信もしています。撮影から編集、音楽も自分で作っています。けっこう探求心があって、自分で何でもやってみたい性格なので苦にならないですね。

69683170_420169535293507_6623928151368007680_n(画像提供:馬場拓也)

― 釣りの楽しさを子供たちにどう伝えていきたいですか?将来の展望は?

釣りはゲームでは感じられない、自然に入って、自然を感じながら行うスポーツ。僕が小学生のころに感じた、魚が釣れた時のドキドキする感覚を子供たちにも味わってもらえるといいなと思います。

僕はずっとバス釣り専門なのですが、これからは海や渓流釣りなど、フィールドも広げていく必要もあると思っています。この地域は釣りをする環境にとても恵まれているので、もっと釣りファンを増やしていきたいですね。当分は釣りが恋人です(笑)

(取材/丹野かすみ  撮影/花ヶ崎拓也)

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