Locotyコラム

夏休みの思い出 ~ラジオ体操のススメ~

今年の夏も、そろそろ終わりを告げようとしています。子供たちも新学期が始まり、さまざまな夏休みの思い出を胸に元気に学校へと行くことでしょう。
 
夏休みの思い出といえば、ラジオ体操。私が小学生の頃は、お盆を除く夏休みの間ずっとやっていました。町内の神社に朝早くから集まり、ラジオから流れる「ラジオ体操の歌」と一緒に子供たちの歌声が響く。ラジオ体操第1は誰でも出来ましたが、ラジオ体操第2は少しだけ難しい。上級生が少し自慢げに体操をし、下級生がそれを見て何となく真似をする。
そして必需品はラジオ体操カード!これにハンコを押してもらうことが、なぜあんなに楽しみだったのか。そして、皆勤賞の誇らしさ。参加者には鉛筆が、皆勤賞だとそれより少し良い景品がもらえたり。
 
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朝一番で友達と集まるワクワク感、毎日増えていくカードのハンコ、家に帰ってから食べる朝食の美味しさ、そして二度寝の楽しみ・・・ラジオ体操の楽しみは、きっとこんなところにあったのでしょう。今思えば約1ヶ月もの間、毎朝ラジオ体操の当番に来ていた大人たちは大変だっただろうな、と。それでも、そんな大人たちの支えがあってこそ、今こうやって子供の頃のラジオ体操の日々を懐かしく思い出せるのでしょう。
 
 
そんな夏休みの風物詩だったラジオ体操も、今はあまり盛んに行われていないようです。私の住む地区では、夏休み最後の数日間のみ子供会のラジオ体操が行われています。朝から子供たちが集まる風景は、やはりどこか懐かしく、付き添う大人も元気をもらえます。「眠い」も「面倒」も思い出のスパイスに。子供たちがいつか大人になった時に、夏休みのラジオ体操を懐かしく思い出してくれるといいなぁ。
 
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ところで、ラジオ体操を本気でやったことがありますか?
ラジオ体操第1と第2を続けて行うと、25~30kcalほどの消費カロリーとなるそうです。本気でやるとうっすら汗をかくほどの全身運動なんです。大人のラジオ体操エクササイズなんていうのも、一時期話題になりましたよね。
普段あまり動かさない箇所を動かすだけでも、とても気持ちが良いものです。何となくだらだらやってしまうのは勿体無い!ぜひ本気でやってみてください。もちろん体調に合わせて無理のない程度に。
 
 
変わり種としては「ご当地版 ラジオ体操」というのもあるんです。それぞれのお国言葉でラジオ体操が歌われているのですが、これがなかなか面白い!自分の故郷言葉のラジオ体操、ぜひ探してみて下さい。ちなみに今年、子供会のラジオ体操で流れたのは「奄美島口バージョン」でした。何を言っているのかほぼ聞き取れなくて、みんな笑いながら体を動かします。こんなラジオ体操も楽しいですよね。
 
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健康のためにも、子供たちの早起きのためにも、人と人のつながりのためにも、「夏休みのラジオ体操」の意義をあらためて考えてみてはいかがでしょうか。例えば子供だけでなく、地域のちびっ子からお年寄りまで。みんなで朝から集まってラジオ体操!なんて素敵だな、と思うのです。

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