Locotyコラム

2018年猛暑!あなたのまちの「小中学校エアコン設置率」は?

今年は梅雨明けと同時に猛暑が続き、学校でのエアコン設置を求める声も大きくなっているようです。
 
正直なところ、自身が子どもの頃にはエアコンの無い環境で授業を受けていたこともあり「学校にエアコンは必要なのか?」と疑問に思うこともありました。

しかし、梅雨の明けた6月下旬に行われた、小学校の授業参観でのことです。窓を開け教室内で扇風機は回っているものの、室内の温度は35℃を超え、保護者の多くが居ても立ってもいられず廊下に出てしまう事態に。筆者もこの環境で授業を受ける子どもたち、授業を行う先生に驚きを隠せませんでした。こんな環境で授業を受けていたとは・・・
 
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はたして、自身が子どもの頃に比べて気温は上がっているのでしょうか?
 
「東京における日最高気温35℃以上(猛暑日)の日数」(気象庁天気相談所作成)によると、ここ10年程は猛暑日が多いものの、1960年代頃から猛暑日の日数が右肩上がりで増えている印象はありません。実際昨年一昨年は猛暑日の数が少なかったのです。
 
2018年の猛暑日は7月25日までに5日ありました。それよりも注目したいのが、7月中旬から35℃近い気温が連日続いたということ。(参照:気象庁「東京都 2018年最高気温(日ごとの値)」
暑い日が続くことで体力も奪われ、夜になってもなかなか気温が下がらない。それが「今年の夏は異常な暑さ」と感じる要因の一つなのかもしれません。
 

学校の環境は「猛暑」に対応できている?

 
エアコンの普及など人々の生活環境の変化に合わせて、学校での学習環境も変化してきたのでしょうか?
各都道府県別の公立小中学校エアコン設置率を見てみると、以下の通りになっています。北海道・東北地方の設置率が低いのは納得ですね。茨城県は50.8%、約半数の学校にエアコンが設置されているということですね。
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(参考:文部科学省「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査の結果について 」
 
 
では茨城県内の市町村別に見た公立小中学校エアコン設置率はどうでしょうか?
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(参考:茨城新聞
 
同じ茨城県内でも、市町村によって設置率に大きな差があることが分かります。
鹿行地域だけ見てみても、潮来市や行方市は設置率100%なのに対し、鉾田市は37.2%、神栖市と鹿嶋市は一桁台というのが実状です。
 
これらのデータは2017年4月1日現在のものなので、その後設置が進んでいる自治体もあると思われます。また、エアコン設置に向けて動いている行政やPTAなどもあると聞いています。
子どもたちの学習環境を整えるのは大人の責任。学校のエアコン設置は、早急に検討・対応すべき問題として考えなければなりませんね。
 
 
※記事は2018年7月現在の情報です。

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