皆さんは「ヘアドネーション」という言葉を聞いたことがありますか?最近はニュースで取り上げられたり、有名人の方も「ヘアドネーション」をしたりしているので、ご存知の方も多いかも知れません。
「ヘアドネーション」はその名の通り「髪を寄付すること」で、病気や事故などで毛髪を失ってしまった方(主に子ども)のために、寄付された髪の毛でウィッグを作って無償で提供する活動です。日本では主に「JHD&C」というNPO法人が、その活動を行っています。
基本的にウィッグを作るには「31cm以上」の髪の毛が必要ですが、それ未満の長さの髪の毛でも、毛髪関連商品の開発やカットマネキンの素材として転売され、その費用がウィッグの製作費に充てられます。また「カラー・パーマをした髪や白髪でもOK」です。そして重要なのが「乾いた髪の毛」であること。湿っている髪の毛だと、雑菌が繁殖したりカビが生えたりしまうからです。
「ヘアドネーション」をするには、活動に協力している賛同サロンでも行きつけのサロンでも大丈夫ですが、賛同サロンだとドネーションカットの仕方に慣れている上、髪の毛やドナーシートの送付も行ってくれるサロンもあります。もちろん、自分でドネーションカットをして、髪の毛やドナーシートを送付することも可能です。
先日、実際に「ヘアドネーション」の賛同サロンでドネーションカットを行ってきたのですが、美容師さんにお任せだったので、とても簡単でした。
これで31cmです。このように乾いた髪を結んでからカットします。最初にどのような髪形にしたいか決めてから切る長さを相談することもできますが、私はまず31cm切ってから髪形を美容師さんに相談しました。ドネーションカットをした後は通常のカットと同じで、シャンプーをしてからカットとブローをしました。最後に年齢や性別などの情報をドナーシートに記載して終了。「この髪が誰かの役に立ちますように」という想いを込めて、髪を美容師さんに託しました。
せっかく髪を切るなら寄付をしたいという方や、髪を伸ばして寄付したいという方は、是非「ヘアドネーション」をしてみては如何でしょうか?NPO法人「JHD&C」のサイトで、お近くの賛同サロンを検索することができます。
■ ヘアドネーションについて詳しく知りたい⇒NPO法人「JHD&C」
■ ヘアドネーション賛同サロンを探す⇒NPO法人「JHD&C」ヘアドネーション賛同サロン検索システム
※上記は、記事執筆時点での情報です。