鹿島神宮には『鹿嶋ふるさとガイド』という案内人がいるのをご存知ですか?
赤い帽子に赤いジャンバーが目印の、無料観光ボランティアガイドです。
今回は『鹿嶋ふるさとガイド』の方にいろいろ教えていただきながら散策をしてみました。すると今まで知らなかった新しい発見が次々と!
そんな“いつもとちょっと違った目線で見た鹿島神宮”をご案内いたします。
※この記事はガイドさんのお話をもとに執筆しており、事実確認や裏付け取材などは一切おこなっておりません。その点を踏まえて気軽に読んでいただけたらと思います。
ハートの石灯篭を見つけよう
鹿島神宮境内には大小いくつもの石灯篭がありますよね。
これらの石灯篭の中に、火袋の部分がハートのものがあるんです。
実は、震災の時に倒れ壊れてしまったこの石灯篭。
これを直した人が火袋の部分を間違えて上下逆に置いてしまうという、とんでもないうっかりをやらかしました。(おまけにしっかり固められている。)
こちらの「ハートの石灯篭」は大鳥居から楼門までの間のどこかにあります。探してみてくださいね。(ヒント:手水舎の少し手前を左)
楼門の文字はあの海軍軍人による書
手水舎を過ぎ、目の前に立派な楼門。1634年に水戸徳川初代藩主の頼房卿により奉納された楼門で、高さは約13メートルあります。見上げると「鹿島神宮」の文字。
この文字は、日露戦争において連合艦隊司令長官として指揮をとった、あの東郷平八郎による直筆なのだそう。
さらに秘密がひとつ。
「鹿島神宮」の文字の左側、縦にうっすらと色が剥げています。(写真だと分かりづらいかも)
ここには「東郷平八郎」という文字が入っていたとのこと。しかし、天皇陛下御親拝の折、楼門をくぐる際に陛下を上から見下ろすのはいかがなものかと文字が消されてしまったのだそうです。
ちなみに、この額は約一畳ほどの大きさ。意外と大きいものだったんですね。
この門から先には入れない?
拝殿で参拝をしてから、鹿園や奥宮へと続く奥参道の入口。ここに、普段ならあまり気にすることのない門があります。
ガイドさんによると、かつてここには番人がいて庶民はこの場所からしか参拝ができなかったのだそうです。(この門より中には入れなかったらしい。)
本殿どころか拝殿の中も見ることができない、こんなに遠くから拝んでいたとは。当時の庶民に姿を重ね、私もこの場所から手を合わせてみました。うーん、遠い。
楽しく深く鹿島神宮を知ろう
今回担当して下さったガイドさん、実は他のガイドさんも一目置くほど知識豊富なお方。歴史や神社のつくりなど、ここで紹介しきれないほど、深く濃くたっぷりとお話してくださいました。
私自身とても興味ある話だったのと、その濃さゆえ、2時間かけてもすべて回りきれず・・・。
もちろん所要時間を伝えればそれに合わせてガイドをしてくれますので、その点はご安心を。
ぜひ『鹿嶋ふるさとガイド』さんと、鹿島神宮の奥深さを楽しんでください。
お休み
毎月第3火曜日、8月お盆の1週間及び年末年始の各1週間
受付時間
平日9:00~11:30 土日祝日9:00~14:30
※当面の間、当日の受付は中止しております。1週間前までに鹿嶋市観光協会へご予約ください。
その他詳細
鹿嶋市公式サイト[鹿嶋ふるさとガイド]
関連リンク
鹿島神宮公式サイト
※記事は2019年2月現在の情報です。(追記・修正 2022年6月)
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