ちばらき人 ーIBARAKI×CHIBA-

鹿嶋の“賑わいの力“を全国に発信したい ~鹿嶋市地域おこし協力隊・佐藤侑奈さん~

【Locoty×ちばらき人インタビューvol.1】

佐藤侑奈(さとう・ゆうな)
1995年福島県生まれ。専門学校卒業後、成田空港でグランドハンドリングの仕事に従事したのち、かねてから興味があった観光振興の仕事がしたいと地域おこし協力隊に応募、鹿嶋市に2017年に移住。鹿嶋市や鹿行地域の魅力発信をSNSなどを通じて行っている。趣味は写真と料理。

― 地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

高校生のときに体験した東日本大震災。私は被災地ということに甘え、避難されている方々に何もできなかった事を悔みました。その後、社会人になって、多くの復興支援・教育関係ボランティアに参加したけれど、参加者目線での活動にとどまり、悔しさは埋まりませんでした。

そんなとき、勤め先で地方創生を目的としたプロジェクトのメンバーに入ることになった私は、初めて「地域おこし協力隊」の存在を知りました。プロジェクトの一環で「地域おこし」をテーマにしたイベントへ参加。そのオープニングムービーで、

「地域にあるのは解決すべき【課題】ではなく【魅力】だ」

という言葉に出会った私は深く共感し、「自分で地方創生に向けて行動ができる“地域おこし協力隊”になりたい」と決意。それから約半年後、私は地域おこし協力隊として、鹿嶋市に住み始めました。

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― どうして鹿嶋市を選んだんでしょうか?

鹿嶋に決めた理由はいろいろありますが、

・海のある地域に住みたかった
・田舎過ぎない田舎が良かった
・自分の知識を活用した「観光分野」の仕事ができる

が主な理由です。その他にも・・・私はお付き合いしている方が鹿嶋市にいて「こちらに決まったら、同棲したいと思っているんですが・・・」と私がドキドキしながら聞くと、職員の方に「よがっぺ!」「いいんじゃない!」と即答頂いたのも、決めた理由のひとつです(笑)

よく「住んでみてどう?」「鹿嶋ってどう?」と聞かれるのですが、都会でもなく、ド田舎でもなく、とても過ごしやすいです。
鹿島神宮があり、いつでもパワーを感じることができるのも、気持ちよく充実した生活が送れていることに関係するかもしれません。

神宮の神事やサッカーの試合など、なんだか毎週お祭りの様で本当に飽きない街だと感じていまして、暇がキライな私にピッタリ!この街の「賑わいの力」は、いつも私を元気にしてくれています。

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― どんな活動をしていますか?

鹿嶋市や鹿行地域の魅力発信を中心に、特産品開発と交流人口の拡大、シティプロモーションが主な活動です。
情報発信はSNSと、市の広報紙で連載コラムを担当、市外の観光客に向けて、旅行・観光系のキュレーションサイトへの寄稿を行っています。「鹿嶋って魅力的!行ってみたい!」と思ってもらえるように導くことが目的です。

最近始めた「茨城弁を伝えたい…(ほぼ)毎日方言」は、インスタグラムで発信するとともに、私のいる課の窓口にもチラシを置いてPRしています。

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他にも特産品やお土産品の開発を行っています。鹿嶋の名産「鹿島松」を活用したり、ハマグリの貝殻を活用したり。「本来なら捨てられているもの」を使うのが私の得意分野なんです。
また、写真撮影が趣味なので、写真を使って鹿嶋市で活躍するみなさんをつなげたり、広報のお手伝いもしています。

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― 地域おこし協力隊としての任期中の目標は?

協力隊期間中に1人でも、県外から「ユウナの記事・写真を見て鹿嶋にきました!」という人が来てくれるようになることです。その方にはもちろん鹿嶋市の魅力や私の好きなスポットをしっかり伝えられるよう、ガイドするつもりです。(ちなみに、鹿島神宮の森がパワーに満ち溢れて大好きです。)

そして、ユウナとしての目標もあります。「恩返し」です。
どのような形になるかはわかりませんが、自分の能力が活用できる方法を見つけ、支えていただいた方々へ「恩返し」をするのが目標です。

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鹿嶋市は「田舎過ぎない田舎」です。海・湖・川に囲まれ、お祭りや工業地帯などから様々な「鹿嶋の顔」を見ることができます。
是非鹿嶋市に来た際には、鹿島神宮の森で深呼吸してみてください。

鹿嶋市でお待ちしております!

(取材/丹野かすみ  撮影/花ヶ崎拓也)

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