こんにちは、Locotyの杉山です。
例年より早い梅雨明けと連日の暑さで、心身ともにバテ気味・・・。気持ち新たに2022年後半をスタートしたい!
そこで今回は、神栖市息栖にある「息栖神社」の大祓式におじゃましてきました。
大祓式は6月30日と12月31日に行われ、特に6月に行う大祓を「夏越(なごし)の大祓」と呼ぶのだそうです。大祓とはどういう意味を持つのでしょうか。
大祓は、我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。
6月と12月に、神社の境内に設置される大きな輪。チガヤなどで作られた「茅の輪」を8の字に3度くぐって、身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を願います。
茅の輪くぐりの作法を案内する看板があるので、初めての方でも大丈夫。私も穢れを祓うぞ!と茅の輪をくぐってきました。
「夏越の大祓」神事に密着!
ほどなくして、神主さんと氏子総代の皆さんによる「夏越の大祓」神事が始まりました。
まずは境内社に拝礼。境内の木々の緑がとても濃くて、白い装束が引き立ちますね。
昨年、周囲の木々をだいぶ伐採したそうです。明るい日差しに、木々がちょうど良い日陰を作っていて、この場にいるだけで清々しい気持ちです。
社殿では祈祷が始まり、神様に大祓詞(おおはらえことば)を奏上。
この竹で作られたのは人形(ひとがた)かな?紙で作られたものはよく見るけど、竹の人形は初めて見ました。
その後、常陸利根川のほとりにある一の鳥居まで移動します。
神社から常陸利根川へと続くこの一帯は、今後整備されていくようですね。
東国三社巡りの方から「息栖神社には神社しか無くて~」という声を聞きますが、少し賑やかな感じになるのでしょうか?
この素朴な佇まいも息栖神社の魅力。昨年大型駐車場も整備したし、ますます訪れたくなる神社になる、ということでしょうね。
昔は神主が川に入って儀式をしていた?
常陸利根川のほとり、一の鳥居に着きました。ここから息栖神社ならではの大祓の儀式が始まります。
ここには忍潮井(おしおい)の男瓶(おがめ)と女瓶(めがめ)があります。この日は天気が良く、忍潮井の瓶もきれいに見えました。
忍潮井の男瓶・女瓶には不思議な伝説があるんだそうです。詳しくは息栖神社公式サイトをご覧ください。
常陸利根川へと船でくり出します。
昔は船ではなく、神主自身が川に入って禊の儀式をしていたんだそうです。初夏とはいえ利根川の水は冷たかったでしょうね。(12月に行われる年越の大禊では、それこそ震える寒さの中で川に入っていたのか・・・)
今回、ありがたいことに船に乗って同行させていただくことができました。それでは行ってきます!
川の中ほどへ進み7回半回ります。それから竹を割って川に投げ入れ「井戸・船・川」の安全を願う、古式に則った儀式が行われます。
この日は真夏日。しかし水上は初夏らしい風が通り、五色絹(ごしきぎぬ)の吹き流しが風になびいていました。
ちなみにこの五色絹、天地万物をつくる五つの要素「木・火・土・金・水」を意味してるらしいですよ。
さて、さきほど祈祷の時に見た「人形(のようなもの?)」ですが、やはり人形(ひとがた)だそうです。罪や穢れを人形に託し川へ流します。
以前は大祓神事の際、境内で餅撒きを行っていて、多くの人が訪れて楽しんでいたそうです。
このコロナ禍でここ数年餅撒きは行われていませんが、罪や穢れとともにコロナ禍も祓って、また賑やかな「夏越の大祓」が戻ってくることを期待しましょう!
息栖神社の皆さん、取材にご協力いただきありがとうございました。
息栖神社
- 住所 神栖市息栖2882
- 電話 0299-92-2300
- 社務所受付 8:30~16:00
- 御朱印受付 9:00~15:30
- 息栖神社公式サイト
※記事は2022年7月現在の情報です。
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