“工場好き”にはたまらない鹿島臨海工業地帯。石油化学プラントの工場夜景は美しく、港公園から見える赤茶色の鉄鋼コンビナートはまるで一大テーマパークのよう!
そんな鹿島臨海工業地帯を地上52メートルから、そして水上からも眺めてみませんか?
かつてここは砂丘だった!
かつてここには鹿島砂丘が広がり、厳しい自然条件の下で細々と農業・漁業が行われていました。昭和30年代後半から始まった鹿島開発により鹿島砂丘は姿を変え、現在のような工業地帯へと変貌したのです。掘削による浚渫(しゅんせつ)土量はおよそ1億2000万㎥で、25mプール25万個分にもおよびます。鹿島港は世界最大級の掘込式港湾(陸地を堀りこんで作った人工港)であり、鹿島臨海工業地帯には鉄鋼、石油化学、飼料等を中心に160社が立地しています。鹿島港湾・空港整備事務所HPには、鹿島港の概要と成り立ちが分かりやすく解説されています。
(リンク先:鹿島港の概要)
(リンク先:キッズページ「鹿島に港を作った理由」)
地上52メートルからの景色を楽しもう
鹿島港内にある「港公園」。約7.5ヘクタールの園内には8,000本もの樹木が植えられ、一年中緑に包まれています。芝生でくつろいだり港内を行く船をのんびり眺めたり。工場や船の音とともに、ゆったりとした時間を過ごすことができます。公園の中央にそびえ立つ「展望塔」は52メートル。鹿島臨海工業地帯の大パノラマを一望です!
展望塔の開館時間は8:30~17:00です。冬季の閉館時間間近には工場夜景も楽しめますね。
無機質なコンビナートの風景の中にも、行き交う船や工場の音から、ここで働くたくさんの人の熱が伝わってきます。
鹿島臨海工業地帯を水上から眺めてみよう
見学船「ユーリカ号」に乗り、約45分で鹿島港を一周することができます。鹿島臨海工業地帯の鉄鋼コンビナート・石油コンビナート・穀物サイロなどの工場群だけでなく、外国貿易船が輸出入貨物を揚げ積みしている様子を見ることもできます。運が良ければ30万トン級大型タンカーを間近で見ることも。水上から見上げる大型タンカーは大迫力でしょうね!
基本的には船内から窓越しの見学になりますが、天気の良い日は船尾のデッキに出ることもできますよ。(※大人のみ)
この日は平日だったため定期船の運行は無し。ですが、こころよく船内を案内してくださいました。
船着き場のある中央船溜りは港公園のすぐ隣にあります。ここには「ユーリカ号」だけでなく、海上保安庁の巡視船や鹿島港消防署の消防艇も係留されています。
見学船「ユーリカ号」が就航したのは1992年。初代見学船「はまゆう」から数えて4代目で、船名は神栖市と姉妹都市を結ぶユーリカ市(米国カリフォルニア州)に由来します。
広々とした待合室にいると、赤い印がふと目に入りました。東日本大震災時の津波到達水位だそうです。1階の天井近くまで津波がきたのですね。
特にGW・夏休みは大人気!チケット入手はお早めに
定期便の運行は土・日・祝日、13:30~14:15の1日1便のみとなります。
春から夏にかけては人気で、特にGWや夏休みの土・日・祝日にはすぐに定員いっぱいになってしまうとのこと。チケットは12:30からの当日窓口販売のみ(※予約不可)ですので、確実に乗船したい方はお早めにお越しください。
【港公園展望塔の詳細情報】
開館時間 8:30~17:00
料金 大人200円/小人100円
※団体割引あり
休館日 毎月第1水曜日(祝日の場合は翌日)
12/29~12/31
場所 茨城県神栖市東深芝10
問合せ 港公園管理事務所(TEL 0299-92-5155)
【見学船「ユーリカ号」の詳細情報】
定期便 土・日・祝日のみ運行
13:30~14:15の1日1便
チケット販売 12:30~(定員になり次第終了)
※団体(15名以上)は前日の午前中までに電話予約で臨時運行いたします。
運賃 大人1,240円/小人620円(団体割引等あり)
場所 茨城県神栖市東深芝8
問合せ 鹿島埠頭株式会社 船舶部船舶営業課
(TEL 0299-92-3033)
HP http://www.kashimafuto.co.jp/eureka/index.html
※記事は2018年4月現在の情報です。
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