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【日立市】大甕駅~おさかなセンター間で小型バスの自動走行の実証実験を実施

2018年8月27日、経済産業省と国土交通省が、茨城県日立市の「ひたちBRT」の一部路線で10月19日(金)~28日(日)に「自動運転レベル4」相当の機能を持った小型バスで自動走行の実証実験を実施すると発表しました。

これは、政府の「無人自動運転による移動サービスの2020年実現」という目標を達成するために行われるもので、JR大甕(おおみか)駅~おさかなセンター間で実施されます。
10月19日(金)に「道の駅日立おさかなセンター」で行われる出発式では関係者による試乗を行い、それ以降の10月28日までは一般の方々による試乗会も実施し、受容性評価などを行います。

自動運転バスに試乗する方を募集中!

この自動走行バスに、実際に試乗することができます。
対象は6歳以上で、同意書に署名をしていただき、試乗後にはアンケートにご協力いただきます。
試乗会の募集便および詳細については、日立市HPに掲載されておりますのでご覧ください。

募集日 10月20(土)21日(日)
    24日(水)27日(土)
    28日(日)  

応募期間 9月25日(火)~10月18日(木)

定員 各便先着8名 ※定員になり次第締め切り

詳細 日立市HP

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「自動運転システム4」とは?

ところで「自動運転システム4」とはどのようなものなのでしょう?
自動運転の定義によると、特定の場所でシステムのみで全てを操作するものとのこと。
なお現在、日本の公道においては、道路占有などの規制をかけない状態での自動運転のレベル4での走行実験は認められていないため、今回の実験では、ドライバーが乗車してドライバーの責任のもと、レベル4相当の機能を持った車両を用いて自動走行を行うとのことです。

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【自動運転の定義】

■レベル0:ドライバーがすべてを操作

■レベル1:システムがステアリング操作、加減速のどちらかをサポート(運転支援)

■レベル2:システムがステアリング操作、加減速のどちらもサポート(運転支援)

■レベル3:特定の場所でシステムが全てを操作、緊急時はドライバーが操作(自動運転)

■レベル4:特定の場所でシステムが全てを操作(自動運転)

■レベル5:場所の限定なくシステムが全てを操作(完全自動運転)

※アメリカのSAE Internationalという非営利団体により策定

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地方で期待したい自動運転移動サービスの実用化

昨今、特に地方では人手不足や財政難などによってバス・鉄道などの路線縮小・廃止が行われています。
身近なところでは、利用者の低迷により、新鉾田駅と大洗駅を結ぶ茨城交通の路線バスが2018年9月30日付で廃止となります。
学生や高齢者にとって、公共交通機関の廃止は大きな問題です。自動運転車による移動サービスの実用化が進めば、人々の移動が盛んになり、地域の活性化にも繋がることでしょう。

今回の日立市での実証実験が、自動運転車による移動サービスの実用化に貢献できるよう期待しています!

 

【参照】経済産業省のニュースリリース

http://www.meti.go.jp/press/2018/08/20180827002/20180827002.html

 

※上記は、記事執筆時点での情報です。

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