この一年、新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの非日常は日常に埋もれていきました。イベントや祭りは次々と中止となり、Locotyに載せられる情報自体も目に見えて少なくなりました。

つまり・・・記事ネタが無い！！！

困った時のぶらり散歩。安直だと言われても気にしない。幸い今日はポカポカ陽気、私は ”春” をさがして潮来のまちをぶらぶらすることにしました。

日の出地区の住宅街をすすんで、常陸利根川沿いの道へ。今回のぶらぶら散歩はここからスタートです。
 

堤防の土手を駆け上がると、キラキラした川面では水鳥が羽を休め、レジャーボートの飛沫が水面を揺らしています。堤防の上ではウォーキングや犬の散歩を楽しむ人、足元には黄色い菜の花が広がっていました

そういえば、常陸利根川は「北利根川」とも言いますよね。何が違うんだろう？

茨城、千葉の県境をなし水郷地方を流れる川。別称常陸利根川。全長 26km。以前は霞ヶ浦と浪逆 (なさか) 浦を結ぶ川を北利根川と呼んでいたが、現在は外浪逆浦と利根川を結ぶ常陸川を含めて常陸利根川と呼ぶ。

コトバンク「北利根川」

なるほど～。地元の人は「北利根川」と呼ぶのでしょうか？私は「常陸」という言葉が好きなので、ここでは「常陸利根川」と呼ぶことにしましょう。

さて、常陸利根川沿いの道を西へ進んでいくと「潮来ボートセンターあめんぼ」があります。
ボート格納庫の扉は閉まってました。今日は練習が無いのかな？こちらはまた後日リベンジしよう。

そのままぶらぶらと潮来駅まで来ました。ここまで約2.5km、運動不足の私にはなかなかの距離で息があがります。
そういえば潮来駅の水郷潮来観光協会にはレンタサイクルがあるんだっけ。レンタサイクルを使えばよかった…

 
潮来駅からすぐ、水郷潮来あやめ園では桃の節句を前に雛飾りがあるとのこと。行ってみましょう！

水郷潮来あやめ園の藤棚にはかわいらしい「つるし雛」が飾られていました。
「あやめまつり」で有名な水郷潮来あやめ園ですが、「風の音しらべ」「ウィンターイルミネーション」そして今回の「水郷潮来かざり雛」と、一年を通して訪れてもらえるような催しを行っています。

「潮来の伊太郎像」の隣に橋幸夫名曲集。手をかざすとなかなかの音量で流れる『潮来笠』。≪いたこ～の～　い～たろう～　ちょっと見なれば～♪≫　うん、あやめ園の雰囲気にも合って良い感じ。

「水郷潮来かざり雛」は令和3年3月3日（水）までの開催です。

水郷潮来あやめ園から徒歩圏内の場所に長勝寺があります。
1月に足を運んだ時は、境内の梅の木のつぼみが少しだけふくらんでいました。「梅の見頃になったらまた来ると良いわよ」というご婦人の言葉を思い出して、長勝寺までぶらぶら散歩。

長勝寺では傷みの激しい本堂の修繕準備がすすめられていました。
この修繕プロジェクトには潮来市によるガバメントクラウドファンディングも活用されています。クラウドファンディングの募集期間は令和3年3月15日まで。

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長勝寺の梅は見頃を迎えていました。カメラを手に訪れる人もちらほら。

春さがしの潮来散歩もここまで。
最後に、散歩ですいた小腹にちょっと嬉しい、おせんべいのお店をご紹介します。

長勝寺すぐ近く『潮来にしくらの手焼きせんべい』さんです。

小ぢんまりとした店内は、ほんのり炭の香りがします。

「ごめんね、今日は焼いてないのよ～」と、とっても気さくなお母さん。
普段店内の工房では、朝から炭火でおせんべいを焼いているそうです。今日はたまたま焼きはお休みだけど、想像しただけでも香ばしい！

うちの子どもたちは、ばりぼり歯ごたえのある手焼きせんべいが大好きです。
「今度は焼いてる時に来ますね」
お土産にいくつかおせんべいを手に取ると、次は子どもたちを連れて買いに来ようと心に決めたのでした。

 
あとひと月もすれば、様々な春の野草が顔を出し、桜も見頃になります。
春の日差しを浴びながら、まちをお散歩してみませんか？

※記事は2021年2月現在の情報です。

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